福岡市は6月19日、イギリスの情報誌「MONOCLE（モノクル）」が選ぶ「クオリティ・オブ・ライフ 世界で最も暮らしやすい25の都市ランキング」の10位に福岡市がランクインしたと発表した。

　2007年の創刊以来、毎年発表している同ランキング。福岡市は2008年に17位で初めてランクインし、2009年＝16位、2010年＝14位、2011年＝16位、2012年と2013年は共に12位、今年初めてベストテン入りを果たした。日本は計3都市ランクインしており、昨年4位だった東京が2位に、9位には昨年13位だった京都が入るなど、それぞれ順位を上げた。1位は昨年に引き続き、デンマークの首都・コペンハーゲンが選ばれた。

　同誌は福岡市について、「都市の半分以上が緑地で山、海、畑も近距離にあること」を挙げ、「国家戦略特別区域に指定されたことも期待される」と評価。福岡市の広報戦略室担当者は、「コンパクトシティーで自然が近い点、空港が中心に位置する利便性などがベストテン入りにつながった」と話す。