複合施設「レソラ今泉テラス」（福岡市中央区今泉1）が6月16日、開業した。

「lyf Tenjin Fukuoka」客室前廊下のアート

　福岡の天神で面的な商業施設のエリア開発を行っているNTT都市開発（東京都千代田区）が展開する「レソラ」シリーズの第3弾となる。第1弾は2011（平成23）年オープンの「レソラ天神」、第2弾は2013（平成25）年オープンの「レソラサウステラス」。

　「レソラ今泉テラス」は今泉公園の前に位置し、「CREATOR×CULTURE×COMPLEX ～公園と一体的となり福岡の文化を体感できる複合施設～」をコンセプトとする。国内外のミレニアル世代のクリエーターやスタートアップの人々が福岡や今泉の文化に触れ交流することで、創出・情報発信の拠点となることを目指す。

　地上10階建てで、敷地面積は777平方メートル。3階～9階はシンガポールのアスコット社が運営する日本初進出のコリビングスタイルホテル「lyf Tenjin Fukuoka（ライフ天神福岡）」が入居する。総客室数は131室で、客室のほかコワーキング・ラウンジやソーシャルキッチン、カフェバーなどの共用スペースを設ける。共用スペースでは定期的なソーシャルプログラムを開催する予定で、ゲストと地元の人を結び付けコミュニティーの発展を図るという。

　2階には、NTT都市開発のシェアスペース事業を展開する「LIFORK」初のスタートアップ企業向けにオフィス環境を備えたセットアップオフィス「LIFORK今泉」が入居する。Wi-Fiやデザイナーズチェア、ミーティングルームなどをそろえる。最初の入居企業は教育系事業を展開する「TOUCH JOB」。

　10階には、バー「DREIECK PARK SUD（ドライエック パーク スード）」が出店する。ボトルドリンクを中心に、ブラウンスピリッツやクラフトビールなどを提供する。今年秋には、1階にナチュラルワイン専門店「I.N.U wines（アイエヌユー ワインズ）」が開業を予定する。