学ランのダンス集団「コンドルズ」-今秋ツアーで福岡初ファイナル公演へ

「コンドルズ」の勝山康晴さん(左)と藤田善宏さん

「コンドルズ」の勝山康晴さん(左)と藤田善宏さん

  • 0

  •  

 イムズホール(福岡市中央区天神1)で11月23日・24日に行われる、ダンスカンパニー「コンドルズ」の福岡公演「アンタッチャブル」に出演する同カンパニーの勝山康晴さん、藤田善宏さんが来福、公演に向けての意気込みを語った。

[広告]

 コンドルズは、学ラン姿でダンスや映像、コントなどを行う、男性のみで構成されたダンス集団。20カ国以上での公演実績を持ち、主宰の近藤良平さんはダンサーとして活動する傍らNHK総合「サラリーマンneo」内の「テレビサラリーマン体操」などで振り付けを手がけ、出演するなど多岐に渡る活動を展開している。また、勝山さんがボーカルを担当する同カンパニーメンバーで結成したバンド「THE CONDORS」で音楽活動も行い、人気を集めている。

 福岡は以前までツアー初日に公演を行ってきたが、11月1日の大阪からスタートする今秋のツアーでは、初めてファイナルを飾る。福岡での公演は8回目ともあり、「(福岡は)なじみがある土地。毎回来てくれるファンも多く、熱狂的に迎えてくれる大好きな場所」と勝山さん。「日本で一番美人がそろっている場所と、信じて疑わない」と熱弁。また、年に1回程度しか訪れないにもかかわらず必ず行くという、なじみの店が3店舗もあるという。「なぜだろう、福岡の街の気質かな」とも。藤田さんもワークショップなどで1カ月滞在した経験を持つなど、「福岡は好きな場所で楽しい」という。

 今回の公演について、「秋だし、男の哀愁を出したい」と勝山さん。「大人っぽい」→「マフィア」→「アンタッチャブル」とタイトルが決定したと明かし、「学ランにコートを羽織って、秋ならではの季節感を出していきたい」という。

 「秋は寂しい季節だから」という勝山さんに、「人恋しくなる季節ですが…」と問うと、「寂しいからといって、携帯を出してちょこっとメールを送るような現代はダメ!」と一言。「恋愛と一緒で優しくしたと思ったら、突き放すような『ツンデレ』を体現したい。今回のテーマは『ツンデレ』です!(笑)」とも。さらに話し好きの勝山さんのトークは勢いが衰えず、作品のテーマから大きく外れた「男の美学とは」の話しに突入。「美学なくして人生なし。美学には悲しみがつきもの」との名言も飛び出すなど終始、熱く、話し好きな勝山さんのキャラクターが光ったインタビューとなった。

 「ステージ上でメンバーが何も言わずにひたすらタバコを吸っているなど、驚かせる演出を検討中。『もう一度だけ恋をしたくなる作品』」と勝山さん。藤田さんは「俺たちの舞台を見て、仕事を辞めましたとか、離婚しました、とか踏ん切りをつけることができたとの声を聞く。背中を押せる作品にしたい」と意気込みを語った。

 公演は、11月23日=19時~、同24日=13時~・18時~の3ステージ。チケット料金は前売り=4,000円、当日=4,500円。全席指定。チケットぴあ、ローソンチケットなどで販売中。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース