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岩田屋で物産展「東北6県味めぐり」-震災当日に瓶詰めした「復興酒」も

岩田屋で物産展「東北6県味めぐり」が開催

岩田屋で物産展「東北6県味めぐり」が開催

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 岩田屋本店(福岡市中央区天神2)本館7階大催事場で6月22日、同店初開催の物産展「東北6県味めぐり」が始まった。

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 「当初予定していた物産展のテーマを『東北』に変更、バイヤーが急きょ商品を集めて開催にこぎ着けた」(同店広報担当の千綿文さん)という同展。青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島の東北6県から福岡初6店舗を含む計36店舗が出店した。

 「喜多方老麺まるや」(福島)の喜多方ラーメン(701円)や「牛たん炭焼利久」(宮城)の牛たん定食(1,470円)などのイートインコーナーのほか、販売ブースには「味の梅ばち大丸商店」(山形)の山形県産佐藤錦(1,050円~)や「もちべえ」(宮城)のずんだ餅(525円)などの名物がそろった。

 瓶詰めしていた最中に大震災が発生し、余震の中で救出したという「勝山酒造」(宮城)の「純米吟醸復興酒」(2,625円)も登場。「がんばろう宮城!3.11」と表記したラベルを貼った2000本のうち、同店では120本を販売する。

 岩手県大船渡市で店舗が全壊したという「寿司・割烹 若大将」の高武暎さんは、現場の惨状を伝えようと全壊の様子を写した写真や海水でさびて使い物にならなくなった包丁を持参した。「仮設店舗を申請しているが見通しが立たない状態。現地にいるとストレスがたまり気持ちも沈むが、出店の機会をいただけて元気がもらえ、商売ができる喜びを感じている」という。

 千綿さんは「少しでも支援になればと来年以降も続けて、物産展として定着させたい」と話す。

 営業時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月29日まで。

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