警固神社、社紋新たにブランディング 博多織のお守りも

警固神社が社紋を変更し、拝殿や授与所などを一部新装

警固神社が社紋を変更し、拝殿や授与所などを一部新装

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 警固神社(福岡市中央区天神2)が社紋を変更し、拝殿や授与所などを一部新装した。

博多織を使った「警固り」

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 同神社は、福崎の丘陵(現在の福岡城本丸周辺)に祭られていたが、1601年に黒田長政公が福岡城築城のため、一時小鳥神社に合祀(ごうし)。1608年に神殿御造営により、現在の場所に御遷座された。

 「原点回帰し、神社の存在意義を考え伝えたい」(宮司の前田安文さん)と初めて社紋を変更し、社訓「警(いまし)め、固(まも)る神、警固神社」と新たにブランディングする。ブランディングデザインは、プレミアムクラフトビール「COEDO」、キリンビバレッジ「生茶」、抹茶カフェ「nana's green tea」などを手掛けたエイトブランディングデザイン代表の西澤明洋さん、空間デザインは「中川政七商店」などを手掛けた空間デザイナー・関祐介さんが担当した。

 社紋は「固」をモチーフにしたデザインとし、本殿幕やのぼりを立てる。境内の今益稲荷(いなり)神社の社紋は商売繁盛や事業繁栄などの意味を込めた黄金色の稲穂をモチーフとした。御神紋である「下がり藤」は本紋として扱うという。

 博多織を使った「警固(いましめまも)り」をはじめ19種を用意するお守りやおみくじも一新。季節に応じて色を変えるおみくじや今益稲荷神社の笑いきつねをモチーフにした「笑いきつねみくじ」などをそろえる。

 前田宮司は「ブランディングには、西方沖地震や4月にキツネ像が壊されたことも大きく影響する。神社の役割を再認識してもらい、より気軽に訪れる場になれば」と話す。

 お守りやおみくじの授与は元日0時から。

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