JRF、「イニミニマニモ」の信託受益権50%を東神開発に売却へ

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 日本リテールファンド投資法人(東京都千代田区)の資産運用会社、三菱商事・ユービーエス・リアルティ(東京都千代田区、以下MCUBS)は7月26日、同社所有の博多リバレイン「イニミニマニモ」(福岡市博多区下川端町)の信託受益権の50パーセントを8月1日付けで、高島屋100パーセント子会社である商業ディベロッパー、東神開発(東京都世田谷区)へ売却し、共同事業を開始すると発表した。

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 売買価格は72億2,000万円。MCUBSと東神開発は今年春に基本協定書を締結しており、同件は共同事業化の第1弾という位置付け。東神開発にとっては九州地区で初の投資案件となる。

 会見に出席したMCUBSの廣本裕一社長は「今回の件で『イニミニマニモ』の基本コンセプトが大幅に変わることはないが、利益を半分にしてでも、高島屋の魅力的なノウハウを取り入れることは有意義なこと」と話す。「『高級さ』をウリにし過ぎて『冷たい印象』を与えてきたことは確か。過去2回実施、現在3回目に取りかかっているリニューアルは『気軽さ』をコンセプトに加えてきた。今回の共同事業化に際しては、細かいコンセプトも詰めていく計画」と加える。

 共同事業化や「井筒屋」の出店により、2010年までに売り上げ20パーセント増を目指す。

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