アーティストしばたみなみさんの作品展「『primitive creation』－イロと線 ラレツの先に－」が1月17日、旧福岡県公会堂貴賓館（福岡市中央区西中洲6）2階食堂で始まった。

物販コーナー

　しばたさんは1990（平成2）年、福岡市生まれ。福岡を拠点に環境問題をアートで伝える活動を行い、海や山で拾い集めた廃材を使い作品を作るアートプロジェクト「ORINASU（おりなす） スクラップでビルド」に取り組んでいる。

　同展は、廃材に加え自然の枝や種、木の実を素材に使って制作したミクストメディア作品やアクリル画などを中心に、新作含め約30点の作品を展示する。タイトルには「自分の中にあるものを色や線でダイレクトに表現したい」という意味を込めたという。

　1階物販コーナーでは、端切れとパッケージで作った「ORINAS キーホルダー」（2,200円～）、「ORINAS コースター」（1,320円～）、「ORINAS book bag」（5,500円）、オブジェ「HARIKO ナスライオン」（9,350円）などを販売する。

　しばたさんは「10年間の創作活動の集大成の作品展。環境問題のリアルと、本来感じてほしい自然の雄大さ、素晴らしさに重きを置いて作品を作っている。人の手からは生まれない自然曲線や枝のうねりの面白さやそこから広がる想像、創造性を楽しんでもらえたら。それが環境について考えたりシンプルに楽しんだりするきっかけになれば」と来場を呼びかける。

　開催時間は9時～18時（最終入館は17時50分）。月曜休館。入館料は一般＝200円、児童（15歳未満）＝100円、6歳未満・65歳以上無料。今月29日まで。